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もう「甘え」なしでは生きられない。
土居健郎が没して17年、日本はこれからどうなるのだろう? 土居は「「甘え」今昔」(『「甘え」の構造 増補普及版』のなかで、「甘え」に対する関心が薄れてきたこととともに、執筆当時には土居の「甘え」に関する語彙になかった「甘やかす」「甘った... -
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土居健郎の熱い青春
『「甘え」の構造』を読んだ人の中には、これを書いた人はクリスチャンだろうといった人がいるだけでなく、ある著名なプロテスタントの聖書学者は、この本の著者は、カトリックに違いないと喝破したという(注1)。 わかる人にはわかる、ということな... -
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「甘え」の概念をめぐる攻防戦
1976年、つまり『甘えの構造』が出版されて5年後に『「甘え」と社会科学』(弘文堂)が刊行された。これは、土居健郎と、大塚久雄、川島武宜の鼎談本である。「ロングセラー」をひっさげる猛者どもが集まった、実に豪華な顔ぶれである。難しいところも多... -
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「甘え」とは何か?
前回、長々と『「甘え」の構造』の登場までを述べたが、この本の第一章の甘えの着想に書かれているものに、補足を加えた内容である。なぜ、詳述したかといえば、もし、この第一章がなかったら、これほどのロングセラーとはならなかったような気がするか... -
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『「甘えの構造』登場前夜
土居のいう「甘え」というのがなんだかよくわからないと、よくいわれる。自分は「甘え」を定義しないで、論をすすめているということは、土居自身が述べている(注1)。 では、どういう経路をたどって土居は「甘え」にたどりついたのか?時系列で整理... -
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もうみんな、「甘え」には関心がなくなってきている?それは、ヤバいことかもしれん。一時代を築いた『甘えの構造』土居健郎
この本は、とにかく売れたらしい、というか今も売れている。筆者の手元にあるのは、2007年の増補普及版の『甘えの構造』である。2017年すでに、9刷である。累計で150万部はでているという。単行本であるから1300円で、少々高いがこの売れ行きである。し... -
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恋する中根千枝
さて、中根千枝は女性ひとりで、アッサムなどの僻地にフィールドワークに出向いたわけだが、怖い目にあったりしなかったのだろうか? 実はこれが大いなる誤解が生まれるところで、女の一人旅とは違うのである。 まず、フィールドワークの許可を受け... -
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インドのヨコ社会
中根千枝には、『未開の顔・文明の顔』(中公文庫 1990 初版1959年)という本があるが、これがすこぶる面白い。中根は関東人なので、その環境のなかから「タテ社会」というものを考え出したように思われているが、実は十代のころ(戦前)は北京で生活... -
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中根千枝、構造人類学を語る
なぜ中根千枝は誤読されるのか?その点には直接触れていないが、青木保は、興味深いことを述べている。(中根の本)は、基本的には「社会構造」の比較論なのであるが、インドとの比較という点は深く追究されておらず、その点、圧倒的に「日本文化論」の... -
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タテ社会論に対する批判
筆者が、中根の理論で疑問に思ったことがある。 例えば、自分がA社に勤めていたとする。組織が大きいとタテ構造を保ちつつ、さまざまな小集団に分かれている。この小集団(例えば、××課)のなかにタテ社会が存在する。しかしながら、違う小集団に属してい...
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